ワードプレスのデータをレンタルサーバーにアップロードするためには「MySQL」が最低1つ以上、複数ブログをアップする際は「マルチドメイン対応かつ2個以上のMySQL」が必要になります。
つまり、MySQLとマルチドメインは、同じレンタルサーバー内で複数(2つ以上)のブログを作る際に必要な機能になります。
ここでは「MySQLとマルチドメイン」とは一体どのような機能なのか?どうして複数のブログを作る際に必要なのか?を説明して行きます。
ワードプレスはデータの塊なので、膨大なデータをサーバー上のどこかに格納しておく必要があります。
そのデータを格納する場所が「データベース」で、MySQLとはデータベースの一種で、ワードプレスのデータを格納することが出来ます。
例えばAというレンタルサーバーを契約していて、MySQLが一つだったとします、この場合は一つのワードプレスのデータをMySQLに格納できるので、つまりAというレンタルサーバーで作れるブログは一つということになります。
次に、Bというレンタルサーバーを契約していて、MySQLが10個だった場合は、10個分のワードプレスのデータを格納できるので、Bというレンタルサーバーでは10個のブログを作ることが可能です。
つまり、各レンタルサーバーのMySQLの数は、ワードプレスを格納できる(ブログを作れる)最大数とイコールになります。
仮にMySQLが2個以上あっても、レンタルサーバーが「マルチドメイン」に対応していない場合は、残念ながらブログを2個以上作ることが出来ません。
マルチドメインとは、その名前の通り、同じサーバー内に複数のドメインを持つことができる機能で、例えば2つのMySQLにブログデータを入れて、片方は「〜〇〇.com」もう片方は「〜△△.com」というように、別のドメインを設定することが出来ます。
サーバーがマルチドメインに対応していない場合は、2つのMySQLに2つのブログデータを入れても、設定できるドメインは1つだけなので、事実上1つのブログしか公開することが出来ません。
ほとんどのワードプレス向けのレンタルサーバーは、10個以上のMySQLとマルチドメインに対応しています。
なので、契約の際にあまり意識する必要はありませんが、少なくても「なるべく多くのMySQLがあった方が良い」とは思わないことです。
1〜5個くらいのブログなら問題はありませんが、一つのサーバーにあまりに多くのブログデータとドメインを入れると、結果としてサーバーの処理能力に影響を及ぼす可能性があり、さらに万が一のサーバートラブル時は全てのブログデータがお釈迦になってしまう可能性があります。
逆に言えば、一つのブログを大切に育てたいというユーザーなら、MySQLが一つでマルチドメイン非対応のサーバーでも全く問題がありません。
なるべく多くのブログを作りたいというユーザーは、一つのレンタルサーバー内のブログ数は多くても5個くらいに留め、リスク分散という意味でも、他にもレンタルサーバーを契約することをお勧めします。