個人情報の漏えいやハッキング被害など、近年インターネットを巡るセキュリティ問題が頻繁に取り沙汰されていますが、これは決して国家や大企業の話ではなく、個人のブログでも起こり得る問題です。
世の中に100パーセントのものは無いので、完全にそれらの問題を解決するセキュリティシステムは無いのが現状ですが、少なくても「SSL」を導入すれば、個人レベルでは最高のセキュリティ対策になります。
この項目では、これからブログを始めようとしている人なら避けて通ることは出来ない、通信暗号化技術の「SSL」について説明していきます。
SSLとは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上で情報を暗号化して保護する技術のことです。
普段インターネットでホームページやブログを見ている際に、アドレスが「http」からではなく「https」から始まるページを見たことはないでしょうか?
実は、そのアドレスが「https」から始まるページには「SSL」が導入されていて、アドレスバーの横に通信が暗号化されているという「鍵マーク」が表示されています。
反対に「http」から始まる通常のページは「SSL」が導入されていないということになります。
SSLは非常に高度な暗号化技術なので、金融機関やネットショップの決済ページなど、重要な個人情報や銀行口座・クレジットカード情報を入力するページのほとんどに導入されています(逆にSSLがないこれらのページは危険です)
しかし、これらはあくまで大企業や商用サイトでの話であり、個人レベルでの「SSL」の利用はこれまでごく一部のユーザーのみでしたが、しかし、2018年の7月から個人のサイト(ブログ含む)でも「SSL」の利用がGoogleによって推奨されているのです。
深刻化するネットセキュリティ問題に対して、個人レベルでも「SSL」の導入を推奨するGoogleは、自社の世界シェアNo.1のWEBブラウザ「Chrome」で、SSL非対応サイトに対して「保護されていません」と警告を出すようにしました。
つまり、自分のブログが「SSL化」されていないと、そこに訪れた全てのユーザーに対して警告が出るようになったのです(Chromeのみ)
現時点では、そこまで目立つ警告方法ではないですが、今後もっと派手に警告する可能性もあるので、つまり「SSL化」していないブログは危険だとして、誰も見てくれなくなる可能性があるのです。
すなわち、今からブログを始めようと思っているユーザーは「SSL化する事が必須」なのです。
個人でブログのSSL化をしようとすると、結構な時間と出費を強いられることになるので、よほど知識のある人ではない限りは、手を出さないほうが賢明です。
そこでオススメなのが「レンタルサーバーの無料SSL」で、これに対応しているレンタルサーバーを契約すると無料で、しかも簡単な設定だけでSSL導入済みのブログを作ることができます。
これからブログを始めるならば、SSLは必須項目なので、レンタルサーバーが無料SSLに対応しているか否か、これはかなり大きなポイントになります。